上陸許可は時計ではなく、荷役に合わせて動く。4時間の予定が、積み込みが早く終われば2時間になることもあれば、代理店が時間通りに乗組員をクリアしなければゼロになることもある。船に乗りながら誰かと付き合ったことのある人なら、最初のルールを知っているはずだ——実際に自分のブーツが岸壁に着くまで、何一つ確定ではない。
最初から「不確実さ」を織り込んでおく
陸の人が船員に対してよくする勘違いは、「予定は予定だ」と思い込むことだ。実際は違う。タラップが下ろされ、当直士官がサインオフするまでは、何も確定しない。釜山でもサントスでもロッテルダムでも、誰かと会う約束をするなら、その時間枠が縮んだり消えたりする可能性をはっきり伝えておこう。「6時から上陸できるはずだけど、着岸してから確定させるね」という言い方は、いい加減なのではない。船のスケジュールが自分の私生活のスケジュールに優先する仕事について、正確に伝えているだけだ。
寄港中に会う価値のある相手なら、特に自分も乗組員・乗務員であれば、こうした事情はすでに理解しているはずだ。上陸許可が取り消しになったときに、単にがっかりするだけでなく本気で腹を立てるような人であれば、それは、海で働く相手との関係を今後どう扱っていくかを知る、有益な手がかりになる。
一つに固定した計画よりも、ゆるやかな代替案を用意しておくのも役立つ。4時間の予定が2時間になったとき、30分先のレストランではなく、ターミナル近くでもきちんとした食事ができるとわかっていれば、荷役作業が予定より早く進んだというだけで夜そのものが台無しになることはない。
ターミナルから近い場所を選ぶ
内陸に30分入った街を探検する夜ではない。税関、ゲートまでの徒歩、列ができているかもしれないタクシー乗り場——それらを考えれば、移動距離だけで夜が始まる前に食われてしまう。港からすぐの場所を探そう。現地の代理店がすでに知っているバーや、他の船の乗組員がよく集まるレストランなどだ。そうすれば、メーターを気にする時間が減り、実際に二人で過ごす時間が増える。
自分の帰船時刻は完璧に把握しておく
デートが長引いて点呼に間に合わなかった、というのは笑い話ではなく、深刻な問題だ。船を出る前に最終乗船時刻を把握し、そこに余裕を持たせておこう。不慣れな港町の交通事情は予測できるものではない。デートの相手には、水増しした時間ではなく、本当の締め切りを伝えること。23時までに例外なく戻らなければならないという事情を尊重してくれる相手なら、次の寄港でもまた会う価値がある。
船に乗り遅れることは、自分個人の不便では済まないということも覚えておく価値がある。懲戒処分や、次の寄港地まで合流するための高額なフライト、あるいはもっと深刻な事態につながることもある。あなたの時間を割く価値のある相手なら、ギリギリまで粘るよう仕向けたりはしない。もしそうする相手なら、2回目のデートを迎える前に、それに気づいておく価値がある。
良い寄港中の一晩とは、実際どんなものか
- 観光客向けの通りではなく、本物の料理が食べられる場所での食事——街を知らなければ、現地の代理店や仲間の乗組員におすすめを聞いてみる
- すべてを語り尽くそうとしない会話——この港には、おそらく数ヶ月は戻ってこない。だから何かを無理に結論づけるプレッシャーはない
- この先についての、ゆるやかな見通し——次に航路が重なる機会や、メッセージのやり取りなど、確実性を必要としないもの
夜が予定より早く終わってしまったら
次の航海区間で悪天候が迫っているため、あるいはバンカリングが予定より早く終わったために、一等航海士から全員2時間早く戻るよう指示が出ることもある。そうなったときは、短くなった夜を失敗だと思わないこと。ターミナル近くで急いで食事をしながらの1時間半の本物の会話は、無理に「普通のデート」を演じようとした丸一晩よりも、多くのことを教えてくれる。乗組員・乗務員の交際は、必要に迫られて効率的にならざるを得ない。それと戦うのではなく、うまく活かそう。
できるなら、まさにこうした状況に備えて、ターミナル近くの候補地を短いリストにしておこう——予約なしで入れる、そこそこ美味しい店で、徒歩で行ける距離にあるもの。それを手元に用意しておけば、短くなった夜が慌ただしいものにならずに済み、どこへ行くか決める時間ではなく、減った時間そのものを会話に使うことができる。
帰船したあとに
ゲートを通って戻ったら、無事に帰れたことを伝えるだけでもいいので、メッセージを送っておこう。それで一区切りがつくだけでなく、もっと大事なこととして、その夜が「サントスで会ったあの人」として記憶が薄れていくのではなく、きちんとフォローする価値があったのだと相手に伝わる。自分の船の航路や相手のレイオーバーのパターンから、また同じ街に戻る可能性があるなら、それも伝えておこう。それこそが、立ち寄り先を前もって計画しておくことの意味そのものであり、良い一晩を一度きりで終わらせず、その先へつなげる第一歩にしてくれる。
良い寄港中のデートは、未来について何かを解決する必要はない。ただ、その時間がどれほど限られているかを二人ともきちんと理解した上で、それでもその時間をよく使おうと選んだ、正直な数時間であればそれでいい。